こんにちは!髙橋電気商会です。
5月に後半なり、さわやかな風が吹く日よりもジメジメした天気が増えてくる今日この頃の五泉市、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
雨の多いこの季節は、当然のように湿気(しっけ)も多くなり、古い家屋では雨漏りが起こってしまうことも…。
この湿気や雨漏りが、家庭の電気にとって恐い存在であることを知っていますか?
ときにはショートや火事をまねいてしまうことのある、湿気や雨漏り。今回はそんな電気と湿気や雨漏りの関係についてご紹介します。ご家庭で起こる電気火災の原因のひとつに、「トラッキング現象」というものがあります。
コンセントにプラグを長時間差し込んだままにしておくと、コンセントとプラグの間にチリやホコリがたまってしまいます。
そこに湿気が加わると火災の原因となることがあります。
これをトラッキング現象と言います。
◆トラッキング現象のメカニズム◆
①コンセント口にチリやホコリなどがたまる。
②チリやホコリが空気中の水分を吸収する。
③電極間に微小の電流が流れはじめる。
④電流が流れることで熱が発生し、チリやホコリの表面が部分的に乾燥する。
⑤局部的に微小な放電が発生し、 放電点が炭化する。
◆トラッキング現象が起こりやすい場所◆
チリやホコリが溜まりやすい場所にあるコンセント
(冷蔵庫・テレビ・電子レンジなどの家電製品の裏側、たんすの裏側)
湿気の多い場所にあるコンセント
(台所、洗面所、加湿器の近く、水槽の付近など水気の多い場所)
結露しやすい場所にあるコンセント
(窓まわり、北側外壁に接する部分などにあるコンセント)
エアコンなどの使用によって、結露しやすい場所
◆トラッキング現象を防ぐためには◆
・使わない電化製品はコンセントから外す
・トラッキング防止カバーや耐トラッキング性のある電源プラグを使用する
・コンセント側の安全対策
※トラッキング現象が発生した際に発生するガスを検出し、自動的に電気を遮断(ストップ)して、ブザーとランプでお知らせしてくれるコンセントがあります。またたこ足配線などにより、異常な過熱が発生した際にそれを検知し、ブザーとランプでお知らせ後、自動的に電気を遮断(ストップ)してくれるコンセントもあります。
これらの工事には電気工事士の資格が必要ですので、髙橋電気商会にぜひご相談ください。